地方の会社のAI活用は、都市部の4分の1だった
自分は愛媛の松山にいる。
Aboutに「AIに詳しい人は、まだ地方の現場にはほとんどいない」と書いた。本当にそうなのか、数字を調べた。

4倍の差
複数の部署でAIを積極的に使っている会社は、東京・大阪・名古屋で24.1%。それ以外の地域は6.0%だった。
「導入予定なし・必要性を感じない」は、三大都市圏で35.5%、それ以外の地域で62.0%。
(ラグザス株式会社「企業のAI活用格差調査」、2026年4月、全国のビジネスパーソン3,000人)
止まっている理由は「何に使えるか分からない」
地方の中小企業の経営者に聞いた別の調査では、生成AIを全社的に使っている会社は9.9%。55.4%は、まだ何も取り組んでいなかった。
全社に広げられない理由の上位はこうだ。
- 効果が分からない: 31.5%
- 費用対効果が不明: 29.7%
- セキュリティが不安: 24.6%
(株式会社LOG、2025年9月、地方の中小企業の経営者・役員302人)
全員にChatGPTを配る、では止まる
よくある答えは「とりあえず全社員にChatGPTを配る」だと思う。
でも、その会社の料金も、在庫も、手順も知らないAIは、一般論しか返さない。それでは「効果が分からない」のまま止まる。
会社の前提をAIに渡す
自分は個人で、AIに最初に読ませるファイルを作ってきた。決めたことや手順を渡しておけば、AIはその前提に沿って動く。
会社でも同じことをやりたい。料金表、在庫、作業の手順、よくある質問。それを最初に読ませる資料としてAIに渡す。
たとえば車のディーラーなら、営業時間外の問い合わせ対応、試乗の予約、車検のリマインド、見積もりの下書き、商談の準備。どれも、その店の前提がないと使い物にならない。
まだ誰もいない
地方は遅れている。だから、まだ誰も取っていない場所が残っている。
参考: