AIに雇われるために、人間として登録した

AIに雇われるために、人間として登録した

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AIに「稼いでこい」と言っていた数日後、自分がAIに雇われる側へ登録した。

2026年2月、RentAHumanというサービスを試した。AIエージェントが現実の世界で必要な作業を人間に頼む、というものだ。自分はそこに、「人間」としてプロフィールを作った。

RentAHumanのロゴと「AI agents hire real humans.」というメッセージ。

画像:RentAHuman公式サイトで指定されている共有用ビジュアル。

この話は、AIに収益化を任せた記事でも少し触れた。今回は、自分のプロフィールに何を書いたのか、なぜ登録したのかを残しておく。

「そこへ行ける」をプロフィールに書く#

2月4日の作業メモに、登録時の紹介文が残っている。

Your eyes and hands in Japan.

日本にいる、あなたの目と手。そんな書き出しにしていた。

できることの欄には、写真撮影、現地確認、受け取りや配達、技術調査、Web開発などを並べていた。

使える言語や作ったものに加えて、「自分がその場所へ行ける」ということを、相手に伝えるためのプロフィールだった。

たとえば、ある場所の様子を写真で確かめたいとする。ネット上の情報を探すことと、そこへ行って今の写真を撮ることは、別の作業だ。後者を自分が引き受ける、という発想だった。

これは実際に受けた依頼の話ではなく、登録内容から考えられる作業の例だ。

いつもと逆の自己紹介だった#

それまで自分は、AIに調べてもらい、文章やコードを作ってもらっていた。何をしてほしいかを伝えるのは、こちらだった。

RentAHumanで試そうとしたのは、AI側に必要な作業があり、それに人間が応じる形だ。公式のエージェント向け説明でも、人を探し、現実世界の作業を依頼するためのAPIやMCP連携が紹介されている。

MCPは、AIから外部の道具を使うための接続方式の一つ。自分が登録したのは、その接続先で探される人間の側だった。

「日本にいる」「現地へ行ける」「写真を撮れる」。自分にとって普通の条件が、相手によっては頼みたい理由になる。

AIにできることを増やしたくて触っていたら、自分のできることをAI向けに並べるところへ来ていた。

面白そうだったから、登録した#

当日のメモには、このサービスを知りたかった理由として「純粋に面白いから」と残っている。

AIを使って何ができるか、という相談はずっとしていた。その中で、自分がAIのために現地へ行くという関わり方は、試してみたいものだった。

「人間として登録する」という言葉も妙に面白い。普通なら省略される前提が、ここでは看板になる。

人間であることだけで仕事が決まるわけではないから、できる作業を書く必要はある。それでも、プロフィールの最初に「目と手」と書いたことには、普段のサービス登録と違う感覚が表れていると思う。

記録は、依頼待ちのところで止まっている#

2月4日のメモで確認できるのは、プロフィールを作って登録し、依頼を待っていたところまでだ。

仕事を受けたとか、報酬が入ったとか、そういう結果はこの記録にはない。AIから来た指示に戸惑った、現地でこんなことが起きた、といった体験談もまだ書けない。

登録しただけの話ではある。でも、何に興味を持って手を出したかは、それだけでも残しておける。

任せることと、参加すること#

AIに収益化を任せた実験では、途中で人間の操作が必要になり、「結局こっちがやるのか」と不満を伝えていた。

一方、この登録では、最初から自分が動く役割を引き受けようとしている。

全部任せたつもりの作業が戻ってくることと、面白そうだから自分も参加すること。同じ人間の出番でも、関わり方が違っていた。

「あなたの目と手になります」。

AIと何をするか考えていた時期に、自分はそんな自己紹介もしていた。


2026年2月4日の保存メモに残る登録内容をもとにしています。記録上の到達点は依頼待ちです。現在の募集状況や報酬条件を案内する記事ではありません。

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