自分が何もしなくても、住民同士で何かが起きる村を見たい
どうぶつの森の住民全員にAIを入れたら、どうなるだろう。
前から、そんなことを考えていた。一番見たいのは、自分が何もしなくても、住民同士で出来事が起きる村だ。
これは、まだ作っていないゲームの話だ。

画像:『あつまれ どうぶつの森』公式サイトより。© Nintendo
前から、メモに残っていた
2026年2月のアイデアメモに、「どうぶつの森 × AI」という項目がある。
発想の欄には、かなりそのまま書いてあった。
住民全員にAIをぶちこんだらどうなるか
その下に、自律的に動く住民、自然な会話、住民同士が勝手に関係性を築くことが並んでいる。
今回あらためて、どこが一番気になっていたのか聞かれた。自分の答えは、「自分が何もしなくても、住民同士で出来事が起きる」だった。
自分の知らないところで、何があったのか
たとえば、こんな場面を想像する。
村を歩いていたら、二人の住民がいつも一緒にいる。前はそれぞれ別の場所にいたのに、いつの間に仲良くなったんだろう。
話を聞くと、自分のいない間に一緒に何かをしていたらしい。片方は楽しかったと言う。もう片方は、少し違う話をする。
別の日には、誰かが始めた小さな集まりに、ほかの住民が参加している。自分が話しかける前から、そこには続きがある。
こういうことが起きる村を見たい。今書いたのは想像だけど、当時のメモにあった「住民同士が勝手に関係性を築く」という言葉から考えると、かなり近い。
全員の行動を指示しなくても、村の中で何かが進んでいる。自分はあとからそこへ入って、何があったのかを知る。
それなら、村を見に行くたびに気になることがありそうだ。
会話のあとも、何かが残っていてほしい
住民同士が知り合ったなら、次に会ったときにもその関係が残っていてほしい。
昨日一緒に遊んだ相手を、今日は知らない相手のように扱っていたら、話がつながらない。何かを約束したなら、その約束が次の行動に関わってくると面白い。
だから、この案を形にするとしたら、話しかけたときの返答だけでは足りない。誰と何をしたかを覚えていて、その続きとして動くところまで考えたい。
ただし、これは作って確かめた結論ではない。どんな村を見たいかを考えていくと、そこが気になる、という段階だ。
まだ、作っていない
当時のメモには、実現方法の候補もいくつか書かれていた。自分で作るなら、オリジナルの世界観にするという案も残っている。
でも、今回読み返して一番はっきりしたのは、使う技術よりも、見たかった光景だった。
自分が何もしなくても、住民同士で何かが起きる。
そこへ遊びに行って、知らない間にできていた関係や出来事を見つけたい。どうぶつの森から考え始めたこの案は、まだメモの中にある。
2026年2月のアイデアメモと、今回あらためて話した内容をもとに書いています。村の中の具体的な場面は、見たい世界を説明するために想像したものです。既存ゲームを改造・制作した記録ではありません。